ビクセン APZ-A62SS (2016) と ミード AZM-70 (2014) を評価。違いを解説
作成日時: 2020-05-25 20:50:07、更新日時: 2021-10-20 19:06:03
「ビクセン APZ-A62SS (2016)」と「ミード AZM-70 (2014)」についての詳細評価を得点化。どちらの天体望遠鏡がいいのかについて解説してみました。どちらを選んだ方がいいのかを慣れていない人でも理解できるように説明しました!
ビクセン APZ-A62SS (2016) | ミード AZM-70 (2014) | |||
総合評価: | 1.7 (総合: 389位) | 1.4 (総合: 413位) | ||
重量 | 4.6 1.5kg | 3.1 3.38kg | ||
ファインダーの倍率 | 1 1倍 | 1 1倍 | ||
観察できる天体の最大等級 | 1 10.7等星 | 1.1 11等星 | ||
集光力 | 1 78倍 | 1.1 100倍 | ||
分解能 | 1 1.87秒 | 1.1 1.66秒 | ||
対物レンズの内径サイズ | 1 62mm | 1.1 70mm | ||
焦点距離 | 1.3 52cm | 2.1 70cm | ||
「ビクセン APZ-A62SS (2016)」と「ミード AZM-70 (2014)」を徹底比較する
望遠性能について「ビクセン APZ-A62SS (2016)」と「ミード AZM-70 (2014)」を比較
経緯台方式について
垂直水平に可動するの経緯台方式を採用している天体望遠鏡は上下方向と水平方向に動かすことができる点で使い勝手が良いです。特にシンプルな構造なので初心者が天体観測をするのに最適です。
「ミード AZM-70 (2014)」も「ビクセン APZ-A62SS (2016)」も垂直水平に可動するの経緯台方式を採用している天体望遠鏡です。そのため軽量で組み立ても簡単にできる点で秀でています。どちらも使い方が簡単なので、だれでも簡単に天体を見ることが出来るため初心者が使用するのにオススメです。
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屈折方式について
凸レンズを使い光を集める屈折式を採用している天体望遠鏡は光軸の調整がいらず簡単に使用できる点で使い勝手が良いです。特に扱いやすく、メンテナンスも不要なので初心者が使用するといった場合に適しています。
「ミード AZM-70 (2014)」も「ビクセン APZ-A62SS (2016)」も凸レンズを使い光を集める屈折式を採用している天体望遠鏡です。そのため安定した像を見ることができる点で秀でています。どちらも視界の像を安定させて観測するのにおすすめです。
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観察できる天体の最大等級について
観察できる天体の最大等級が大きい天体望遠鏡はより暗い天体まで観測できる点で使い勝手が良いです。例えばより遠くの暗い星を観測するのに最適です。
観察できる天体の最大等級について比較すると「ミード AZM-70 (2014)」は11等星で「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は10.7等星です。「ミード AZM-70 (2014)」の極限等級は「ビクセン APZ-A62SS (2016)」よりわずかに大きいです。極限等級ランキングで見てみると350製品中「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は324位で「ミード AZM-70 (2014)」は303位です。ほとんど差は無いと言えます。
暗い星を観測することができる点で「ミード AZM-70 (2014)」の方が無難と思います。暗い星々を観測する場合でもよっぽど気になる人でないとわからないくらいの差だと思われます。強いて言えば「ビクセン APZ-A62SS (2016)」より「ミード AZM-70 (2014)」を選ぶべきですが、普通に使っている分において体感差はほぼ感じないです。
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集光力について
集光力が大きい天体望遠鏡は暗い星でも明るく見ることができる点で使い勝手が良いです。例えばより多くの光を集めて暗い星を観測するといったような場合におススメです。
集光力について比較すると「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は78倍に対して「ミード AZM-70 (2014)」は100倍です。「ミード AZM-70 (2014)」の方が「ビクセン APZ-A62SS (2016)」よりも多少集光力が大きいです。集光力の大きさランキングで見てみると347製品中「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は318位で「ミード AZM-70 (2014)」は298位です。ほとんど差は無いと言えます。
「ミード AZM-70 (2014)」は肉眼では見えない天体を見ることができる点で「ビクセン APZ-A62SS (2016)」よりも無難と言えるでしょう。肉眼では確認できないような星まで確認する場合でもほとんどの場合で体感できない違いだと言えるでしょう。数値的には「ビクセン APZ-A62SS (2016)」より「ミード AZM-70 (2014)」の方が大きいですが基本的に体感できるほどの差はほとんど無いでしょう。
分解能について
分解能が小さい天体望遠鏡は星と星をくっきりと見分けることができる点で優れています。例えば月のクレーターなど細かいものを観測するといったようなケースにおすすめです。
分解能について「ビクセン APZ-A62SS (2016)」と「ミード AZM-70 (2014)」を比べると「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は1.87秒で「ミード AZM-70 (2014)」は1.66秒です。「ミード AZM-70 (2014)」は「ビクセン APZ-A62SS (2016)」よりわずかに小さいです。分解能の小ささランキングで見てみると332製品中「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は303位で「ミード AZM-70 (2014)」は287位です。ほとんど差は無いと言えます。
より小さな星を観測できる点で「ミード AZM-70 (2014)」の方が「ビクセン APZ-A62SS (2016)」よりも無難と思います。しかしながら星雲や銀河のように細かい星の集まりを観察する場合でも実用上の差はほとんど無いと思われます。強いて言えば「ミード AZM-70 (2014)」ですが、大多数の人にとって体感差はほぼ感じないです。
対物レンズの内径サイズについて
対物レンズの内径サイズが大きい天体望遠鏡は明るく見ることができる点で優れています。例えば多くの光を観察するといったようなときにおすすめです。
対物レンズの内径サイズを「ビクセン APZ-A62SS (2016)」と「ミード AZM-70 (2014)」を比べると「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は62mmであるのに対して「ミード AZM-70 (2014)」は70mmです。8mmの違いがあります。「ビクセン APZ-A62SS (2016)」と比べて「ミード AZM-70 (2014)」は比較的有効径 が大きいです。対物レンズの内径サイズの大きさランキングで見てみると451製品中「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は385位で「ミード AZM-70 (2014)」は362位です。ほとんど差は無いと言えます。
「ミード AZM-70 (2014)」はたくさんの光を集めることができる点で「ビクセン APZ-A62SS (2016)」よりもよいです。星の明かりをたくさん集められ、観測や撮影するのに「ミード AZM-70 (2014)」は比較的適しています。実際に利用する上で「ミード AZM-70 (2014)」と「ビクセン APZ-A62SS (2016)」の体感上の違いは比較的大きいです。「ミード AZM-70 (2014)」は「ビクセン APZ-A62SS (2016)」より良いですが、決定的に優れているとまでは言えません。
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焦点距離について
焦点距離が長い天体望遠鏡は像の歪みが少なくなるのではっきりと観測できる点で秀でています。特により遠くの距離まで確認するといったようなケースで重宝します。
焦点距離について比較すると「ミード AZM-70 (2014)」は70cmに対して「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は52cmです。18cmの違いがあります。焦点距離という点において「ビクセン APZ-A62SS (2016)」と比較して「ミード AZM-70 (2014)」はやや長いです。焦点距離の長さランキングで比較すると全451製品のなかで「ミード AZM-70 (2014)」は288位で「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は363位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
より遠くの星を綺麗に視認できる点で「ミード AZM-70 (2014)」の方が「ビクセン APZ-A62SS (2016)」よりもよいです。「ミード AZM-70 (2014)」はより高倍率で暗い天体を観測するのにやや向いています。実際の利用を想定したとき「ミード AZM-70 (2014)」は「ビクセン APZ-A62SS (2016)」に比べてやや良いです。「ビクセン APZ-A62SS (2016)」より「ミード AZM-70 (2014)」がいいと言えます。一方ですごく優れているというわけではありません。
扱いやすさについて「ビクセン APZ-A62SS (2016)」と「ミード AZM-70 (2014)」を比較
重量について
重量が軽い天体望遠鏡は簡単に持ち運びをすることができる点で使い勝手が良いです。特に持ち運びしやすいので、子供や力の弱い女性が使用するようなときで役に立ちます。
重量について比べると「ミード AZM-70 (2014)」は3.38kgで「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は1.5kgです。1.88kgの違いがあります。「ミード AZM-70 (2014)」と比べて「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は非常に重量が軽いです。軽さランキングで比べると380製品の中で「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は40位で「ミード AZM-70 (2014)」は125位なので天体望遠鏡の中では差はかなり大きいと言えます。
「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は簡単に移動させることができる点で「ミード AZM-70 (2014)」よりも秀でているでしょう。屋外に持ち出して外の星が見えやすい場所で観測するのに「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は非常にオススメです。実際に使う場面において「ビクセン APZ-A62SS (2016)」の方が「ミード AZM-70 (2014)」よりも遥かに優れていると言えます。「ビクセン APZ-A62SS (2016)」に決めるための一つの重要な理由になると思います。
ファインダーの倍率について
ファインダーの倍率が高い天体望遠鏡は遠くの星を精確に観測できる点で優れています。例えばより遠くの天体を観測するようなときにおすすめです。
ファインダーの倍率について比べると「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は1倍に対して「ミード AZM-70 (2014)」は1倍です。「ビクセン APZ-A62SS (2016)」も「ミード AZM-70 (2014)」も違いはほぼゼロです。ファインダー倍率ランキングで見てみると310製品中「ビクセン APZ-A62SS (2016)」は301位で「ミード AZM-70 (2014)」は306位です。ほとんど差は無いと言えます。
体感上の違いはありません。他の角度から見て選択することをおすすめします。
選択中の製品 | 他の天体望遠鏡と比較する |
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ビクセン APZ-A62SS (2016)
選択中の製品 | 他の天体望遠鏡と比較する |
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ミード AZM-70 (2014)
「ビクセン APZ-A62SS (2016)」と「ミード AZM-70 (2014)」の違いを表で比較する
ビクセン APZ-A62SS (2016) | ミード AZM-70 (2014) | |
画像 | ||
本体サイズ | 全長:370mm、外径:75mm | - |
重量 | 1.5kg | 3.38kg |
接眼レンズ | 15mm,4mm | 26mm,9mm |
ファインダーの倍率 | 1倍 | 1倍 |
鏡筒を水平・垂直方向に手で動かし離した位置で止まるフリーストップ式を採用しているかどうか | ○ | - |
付属品 | 補正レンズ,接眼レンズ,バランスウェイト,架台,三脚,専用ケース | 補正レンズ,接眼レンズ,架台,三脚 |
垂直水平に可動するの経緯台を採用しているかどうか | ○ | ○ |
凸レンズを使い光を集める屈折式を採用しているかどうか | ○ | ○ |
観察できる天体の最大等級 | 10.7等星 | 11等星 |
集光力 | 78倍 | 100倍 |
分解能 | 1.87秒 | 1.66秒 |
対物レンズの内径サイズ | 62mm | 70mm |
焦点距離 | 52cm | 70cm |
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ビクセン APZ-A62SS (2016)
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ミード AZM-70 (2014)
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