ビクセン SX2-A80M (2014) と ビクセン A105MII (2017) を評価。違いを解説

作成日時: 2020-05-25 19:21:19、更新日時: 2021-10-19 21:02:01

ビクセン SX2-A80M (2014)ビクセン A105MII (2017)
ビクセン SX2-A80M (2014)ビクセン A105MII (2017)

「ビクセン SX2-A80M (2014)」と「ビクセン A105MII (2017)」のどっちを選んだ方がいいのかについて評価レビューしました!何がどういう点で異なるのでしょうか。どっちの評価が優れているのかについて詳しく検証。

ビクセン SX2-A80M (2014)ビクセン A105MII (2017)
ビクセン SX2-A80M (2014)ビクセン A105MII (2017)
総合評価:
本体サイズrating-image2.5
全長:89cm、外径:90mm
rating-image1.6
全長:1.01m、外径:115mm
重量rating-image3.7
2.5kg
rating-image2.8
3.8kg
ファインダーの倍率rating-image1
1倍
rating-image1
1倍
観察できる天体の最大等級rating-image1.6
11.3等星
rating-image2.5
11.9等星
集光力rating-image1.6
131倍
rating-image2.4
225倍
分解能rating-image1.5
1.45秒
rating-image2.5
1.1秒
対物レンズの内径サイズrating-image1.6
80mm
rating-image2.5
105mm
焦点距離rating-image2.8
91cm
rating-image3.0
1m

ビクセン A105MII (2017) と比較して ビクセン SX2-A80M (2014) を選ぶメリット

  • 赤道儀方式
  • 自動追尾機能

ビクセン SX2-A80M (2014) と比較して ビクセン A105MII (2017) を選ぶメリット

  • 極限等級

    31.5点(11.3等星) vs 50.4点(11.9等星)

  • 集光力

    31点(131倍) vs 48.9点(225倍)

  • 分解能

    30.8点(1.45秒) vs 49.1点(1.1秒)

  • 対物レンズ有効径

    31.3点(80mm) vs 49.2点(105mm)

「ビクセン SX2-A80M (2014)」と「ビクセン A105MII (2017)」を徹底比較する

扱いやすさについて「ビクセン SX2-A80M (2014)」と「ビクセン A105MII (2017)」を比較

本体サイズについて

本体サイズが小さい天体望遠鏡は屋外に簡単に持ち出すことができる点で秀でています。特に車などに収納しやすいので、手軽に持ち運びたい人が使用するのにおススメです。

本体サイズを比較すると「ビクセン A105MII (2017)」は全長:1.01m、外径:115mmに対して「ビクセン SX2-A80M (2014)」は全長:89cm、外径:90mmです。「ビクセン SX2-A80M (2014)」の方が「ビクセン A105MII (2017)」よりもややサイズが小さいです。本体サイズの小ささランキングで比べると251製品の中で「ビクセン SX2-A80M (2014)」は95位で「ビクセン A105MII (2017)」は163位なので天体望遠鏡の中では差はかなり大きいと言えます。

コンパクトに収納することができる点で「ビクセン SX2-A80M (2014)」の方が「ビクセン A105MII (2017)」よりもよいです。狭い場所でもコンパクトに収納するのに「ビクセン SX2-A80M (2014)」はやや適しています。実際の利用において「ビクセン A105MII (2017)」より「ビクセン SX2-A80M (2014)」の方が比較的よいです。「ビクセン SX2-A80M (2014)」は「ビクセン A105MII (2017)」より良いと思われます。一方で決定的に優れていると言える程の差はないでしょう。

本体サイズ評価
ビクセン SX2-A80M (2014)
全長:89cm、外径:90mm49/100
ビクセン A105MII (2017)
全長:1.01m、外径:115mm31/100

重量について

重量が軽い天体望遠鏡は簡単に持ち運びをすることができる点で使い勝手が良いです。特に持ち運びしやすいので、子供や力の弱い女性が使用するようなときで役に立ちます。

重量について「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SX2-A80M (2014)」を比べると「ビクセン A105MII (2017)」は3.8kgであり「ビクセン SX2-A80M (2014)」は2.5kgです。1.2kgの違いがあります。「ビクセン A105MII (2017)」と比較して「ビクセン SX2-A80M (2014)」はやや重量が軽いです。軽さランキングで比較すると全380製品のなかで「ビクセン SX2-A80M (2014)」は102位で「ビクセン A105MII (2017)」は155位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。

簡単に移動させることができる点で「ビクセン SX2-A80M (2014)」の方が「ビクセン A105MII (2017)」よりも多少優れているかもしれません。「ビクセン SX2-A80M (2014)」は屋外に持ち出して外の星が見えやすい場所で観測するのにややおススメです。実際に使う場面において「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SX2-A80M (2014)」は実用上どちらかといえば大きい差があります。「ビクセン SX2-A80M (2014)」が良いと言えます。しかしすごく優れているというわけではありません。

重量評価
ビクセン SX2-A80M (2014)
2.5kg74/100
ビクセン A105MII (2017)
3.8kg56/100

ファインダーの倍率について

ファインダーの倍率が高い天体望遠鏡は遠くの星を精確に観測できる点で優れています。例えばより遠くの天体を観測するようなときにおすすめです。

ファインダーの倍率について比べると「ビクセン SX2-A80M (2014)」は1倍に対して「ビクセン A105MII (2017)」は1倍です。「ビクセン SX2-A80M (2014)」も「ビクセン A105MII (2017)」も違いはほぼゼロです。ファインダー倍率ランキングで見てみると310製品中「ビクセン SX2-A80M (2014)」は271位で「ビクセン A105MII (2017)」は259位です。ほとんど差は無いと言えます。

体感上の違いはありません。他の角度から見て選択することをおすすめします。

ファインダーの倍率評価
ビクセン SX2-A80M (2014)
1倍9/100
ビクセン A105MII (2017)
1倍9/100

望遠性能について「ビクセン SX2-A80M (2014)」と「ビクセン A105MII (2017)」を比較

屈折方式について

凸レンズを使い光を集める屈折式を採用している天体望遠鏡は光軸の調整がいらず簡単に使用できる点で使い勝手が良いです。特に扱いやすく、メンテナンスも不要なので初心者が使用するといった場合に適しています。

「ビクセン A105MII (2017)」も「ビクセン SX2-A80M (2014)」も凸レンズを使い光を集める屈折式を採用している天体望遠鏡です。そのため安定した像を見ることができる点で秀でています。どちらも視界の像を安定させて観測するのにおすすめです。

観察できる天体の最大等級について

観察できる天体の最大等級が大きい天体望遠鏡はより暗い天体まで観測できる点で使い勝手が良いです。例えばより遠くの暗い星を観測するのに最適です。

観察できる天体の最大等級を「ビクセン SX2-A80M (2014)」と「ビクセン A105MII (2017)」を比べると「ビクセン SX2-A80M (2014)」は11.3等星に対して「ビクセン A105MII (2017)」は11.9等星です。0.5等星もの差があります。観察できる天体の最大等級という角度において「ビクセン SX2-A80M (2014)」と比較して「ビクセン A105MII (2017)」はかなり大きいです。極限等級ランキングで比べると350製品の中で「ビクセン A105MII (2017)」は157位で「ビクセン SX2-A80M (2014)」は257位なので天体望遠鏡の中では差はかなり大きいと言えます。

暗い星を観測することができる点で「ビクセン A105MII (2017)」の方が「ビクセン SX2-A80M (2014)」よりも秀でていると言えます。暗い星々を観測するのに「ビクセン A105MII (2017)」はかなりオススメです。実際に使う場面において「ビクセン SX2-A80M (2014)」と比較して「ビクセン A105MII (2017)」はとても秀でています。「ビクセン A105MII (2017)」を選ぶ一つの重要な理由になります。

観察できる天体の最大等級評価
ビクセン SX2-A80M (2014)
11.3等星31/100
ビクセン A105MII (2017)
11.9等星50/100

集光力について

集光力が大きい天体望遠鏡は暗い星でも明るく見ることができる点で使い勝手が良いです。例えばより多くの光を集めて暗い星を観測するといったような場合におススメです。

集光力について比べると「ビクセン A105MII (2017)」は225倍に対して「ビクセン SX2-A80M (2014)」は131倍です。94倍の差があります。「ビクセン A105MII (2017)」の集光力は「ビクセン SX2-A80M (2014)」に比べて比較的大きいです。集光力の大きさランキングで比べると全347製品中「ビクセン A105MII (2017)」は151位であるのに対し「ビクセン SX2-A80M (2014)」は266位で、天体望遠鏡の中ではケタ違いな差があると言えそうです。

肉眼では見えない天体を見ることができる点で「ビクセン A105MII (2017)」の方が「ビクセン SX2-A80M (2014)」よりも良いです。肉眼では確認できないような星まで確認するのに「ビクセン A105MII (2017)」はやや適しています。実際に使う場面において「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SX2-A80M (2014)」は体感上どちらかといえば大きい違いがあります。「ビクセン A105MII (2017)」が良いかもしれませんが決定的に優れているとまでは言えません。

集光力評価
ビクセン SX2-A80M (2014)
131倍31/100
ビクセン A105MII (2017)
225倍48/100

分解能について

分解能が小さい天体望遠鏡は星と星をくっきりと見分けることができる点で優れています。例えば月のクレーターなど細かいものを観測するといったようなケースにおすすめです。

分解能について「ビクセン SX2-A80M (2014)」と「ビクセン A105MII (2017)」を比べると「ビクセン SX2-A80M (2014)」は1.45秒であり「ビクセン A105MII (2017)」は1.1秒です。0.34秒の違いがあります。分解能について「ビクセン SX2-A80M (2014)」より「ビクセン A105MII (2017)」の方が比較的小さい分解能です。分解能の小ささランキングで比べると全332製品中「ビクセン A105MII (2017)」は141位であるのに対し「ビクセン SX2-A80M (2014)」は250位で、天体望遠鏡の中ではケタ違いな差があると言えそうです。

より小さな星を観測できる点で「ビクセン A105MII (2017)」の方が多少優れているかもしれません。「ビクセン A105MII (2017)」は星雲や銀河のように細かい星の集まりを観察するのに比較的おすすめです。実際の利用を考えると「ビクセン A105MII (2017)」は「ビクセン SX2-A80M (2014)」と比較して多少良いです。「ビクセン A105MII (2017)」がいいでしょう。一方ですごく優れているというわけではありません。

分解能評価
ビクセン SX2-A80M (2014)
1.45秒30/100
ビクセン A105MII (2017)
1.1秒49/100

対物レンズの内径サイズについて

対物レンズの内径サイズが大きい天体望遠鏡は明るく見ることができる点で優れています。例えば多くの光を観察するといったようなときにおすすめです。

対物レンズの内径サイズを「ビクセン SX2-A80M (2014)」と「ビクセン A105MII (2017)」を比べると「ビクセン SX2-A80M (2014)」は80mmであるのに対して「ビクセン A105MII (2017)」は105mmです。25mmの違いがあります。「ビクセン SX2-A80M (2014)」と比べて「ビクセン A105MII (2017)」は比較的有効径 が大きいです。対物レンズの内径サイズの大きさランキングで比べると451製品の中で「ビクセン A105MII (2017)」は191位で「ビクセン SX2-A80M (2014)」は317位なので天体望遠鏡の中では差はかなり大きいと言えます。

「ビクセン A105MII (2017)」はたくさんの光を集めることができる点で「ビクセン SX2-A80M (2014)」よりもよいです。星の明かりをたくさん集められ、観測や撮影するのに「ビクセン A105MII (2017)」は比較的適しています。実際に利用する上で「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SX2-A80M (2014)」の体感上の違いは比較的大きいです。「ビクセン A105MII (2017)」は「ビクセン SX2-A80M (2014)」より良いですが、決定的に優れているとまでは言えません。

対物レンズの内径サイズ評価
ビクセン SX2-A80M (2014)
80mm31/100
ビクセン A105MII (2017)
105mm49/100

焦点距離について

焦点距離が長い天体望遠鏡は像の歪みが少なくなるのではっきりと観測できる点で秀でています。特により遠くの距離まで確認するといったようなケースで重宝します。

焦点距離を「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SX2-A80M (2014)」を比較すると「ビクセン A105MII (2017)」は1mに対して「ビクセン SX2-A80M (2014)」は91cmです。「ビクセン SX2-A80M (2014)」と比較して「ビクセン A105MII (2017)」は多少焦点距離が長いです。焦点距離の長さランキングで見てみると451製品中「ビクセン SX2-A80M (2014)」は150位で「ビクセン A105MII (2017)」は122位です。ほとんど差は無いと言えます。

「ビクセン A105MII (2017)」はより遠くの星を綺麗に視認できる点で「ビクセン SX2-A80M (2014)」よりもどちらかといえば良いと思います。より高倍率で暗い天体を観測する場合でもよっぽど気になる人でないと体感できるほどの違いを感じられないだと言えるでしょう。数値的には「ビクセン A105MII (2017)」の方が「ビクセン SX2-A80M (2014)」より長いですが、基本的には気にするほどの違いはほぼ無いでしょう。

焦点距離評価
ビクセン SX2-A80M (2014)
91cm55/100
ビクセン A105MII (2017)
1m60/100

「ビクセン SX2-A80M (2014)」と「ビクセン A105MII (2017)」の違いを表で比較する

ビクセン SX2-A80M (2014)ビクセン A105MII (2017)
画像ビクセン SX2-A80M (2014)ビクセン A105MII (2017)
本体サイズ全長:89cm、外径:90mm全長:1.01m、外径:115mm
重量2.5kg3.8kg
接眼レンズ20mm,6mm -
ファインダーの倍率1倍1倍
付属品接眼レンズ,バランスウェイト,架台,三脚,専用ケース -
赤緯赤経と天体の軸に沿って可動する赤道儀方式を採用しているかどうか -
凸レンズを使い光を集める屈折式を採用しているかどうか
観察できる天体の最大等級11.3等星11.9等星
集光力131倍225倍
分解能1.45秒1.1秒
対物レンズの内径サイズ80mm105mm
焦点距離91cm1m
観察している天体を自動的に追いかける自動追尾機能を搭載しているかどうか -

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