NexStar 4SE Maksutov と ビクセン モバイルポルタ VMC95L を比べてどっちを選ぶべきなのでしょうか?注目度別に評価
作成日時: 2020-05-26 20:14:12、更新日時: 2021-10-20 20:43:08
「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」と「NexStar 4SE Maksutov」をくらべた時の違いや差について比較・解説。どういう面で評価の違いや差があるのでしょうか。どの程度違いがあるのかについて評価・比較してみました。
ビクセン モバイルポルタ VMC95L | NexStar 4SE Maksutov | |||
総合評価: | 2.6 (総合: 208位) | 2.6 (総合: 182位) | ||
本体サイズ | 4.2 全長:360mm、外径:107mm | 4.0 全長:343mm、外径:125mm | ||
重量 | 4.3 1.8kg | 1 9.5kg | ||
観察できる天体の最大等級 | 2.2 11.7等星 | 2.4 11.8等星 | ||
集光力 | 2.1 184倍 | 2.3 212倍 | ||
分解能 | 2.1 1.22秒 | 2.3 1.14秒 | ||
対物レンズの内径サイズ | 2.1 95mm | 2.4 102mm | ||
焦点距離 | 3.2 1.05m | 3.8 1.33m | ||
「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」と「NexStar 4SE Maksutov」を徹底比較する
望遠性能について「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」と「NexStar 4SE Maksutov」を比較
経緯台方式について
垂直水平に可動するの経緯台方式を採用している天体望遠鏡は上下方向と水平方向に動かすことができる点で使い勝手が良いです。特にシンプルな構造なので初心者が天体観測をするのに最適です。
「NexStar 4SE Maksutov」も「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」も垂直水平に可動するの経緯台方式を採用している天体望遠鏡です。そのため軽量で組み立ても簡単にできる点で秀でています。どちらも使い方が簡単なので、だれでも簡単に天体を見ることが出来るため初心者が使用するのにオススメです。
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カタディオプトリック方式について
レンズと鏡を組み合わせて光を集めるカタディオプトリック式を採用している天体望遠鏡は自然の光のみで星を観測できる点で使い勝手が良いです。特に少し天候が悪くても観察するようなときで重宝します。
「NexStar 4SE Maksutov」も「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」もレンズと鏡を組み合わせて光を集めるカタディオプトリック式を採用している天体望遠鏡です。そのためコンパクトで持ち運びを楽にできる点で優れています。どちらも球面収差を補正して観察するのにオススメです。
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観察できる天体の最大等級について
観察できる天体の最大等級が大きい天体望遠鏡はより暗い天体まで観測できる点で使い勝手が良いです。例えばより遠くの暗い星を観測するのに最適です。
観察できる天体の最大等級について比較すると「NexStar 4SE Maksutov」は11.8等星で「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は11.7等星です。「NexStar 4SE Maksutov」の極限等級は「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」よりわずかに大きいです。極限等級ランキングで比較すると全350製品のなかで「NexStar 4SE Maksutov」は173位で「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は220位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
暗い星を観測することができる点で「NexStar 4SE Maksutov」の方が無難と思います。暗い星々を観測する場合でもよっぽど気になる人でないとわからないくらいの差だと思われます。強いて言えば「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」より「NexStar 4SE Maksutov」を選ぶべきですが、普通に使っている分において体感差はほぼ感じないです。
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集光力について
集光力が大きい天体望遠鏡は暗い星でも明るく見ることができる点で使い勝手が良いです。例えばより多くの光を集めて暗い星を観測するといったような場合におススメです。
集光力について「NexStar 4SE Maksutov」と「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」を比べると「NexStar 4SE Maksutov」は212倍に対して「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は184倍です。「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」も「NexStar 4SE Maksutov」も同じくらいの集光力です。集光力の大きさランキングで見てみると347製品中「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は211位で「NexStar 4SE Maksutov」は202位です。ほとんど差は無いと言えます。
体感できるほどの違いは無いです。別の観点で比べるほうが良いでしょう。
分解能について
分解能が小さい天体望遠鏡は星と星をくっきりと見分けることができる点で優れています。例えば月のクレーターなど細かいものを観測するといったようなケースにおすすめです。
分解能について「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」と「NexStar 4SE Maksutov」を比較すると「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は1.22秒であるのに対して「NexStar 4SE Maksutov」は1.14秒です。「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」も「NexStar 4SE Maksutov」もほとんど同じ分解能です。分解能の小ささランキングで見てみると332製品中「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は197位で「NexStar 4SE Maksutov」は191位です。ほとんど差は無いと言えます。
実用上の違いは無いです。他の視点で比べることをおすすめします。
対物レンズの内径サイズについて
対物レンズの内径サイズが大きい天体望遠鏡は明るく見ることができる点で優れています。例えば多くの光を観察するといったようなときにおすすめです。
対物レンズの内径サイズについて「NexStar 4SE Maksutov」と「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」を比べると「NexStar 4SE Maksutov」は102mmに対して「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は95mmです。「NexStar 4SE Maksutov」も「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」も有効径 についてはほとんど同じと言えるでしょう。対物レンズの内径サイズの大きさランキングで見てみると451製品中「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は255位で「NexStar 4SE Maksutov」は242位です。ほとんど差は無いと言えます。
実用上の違いはありません。他の視点から選んだ方がいいでしょう。
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焦点距離について
焦点距離が長い天体望遠鏡は像の歪みが少なくなるのではっきりと観測できる点で秀でています。特により遠くの距離まで確認するといったようなケースで重宝します。
焦点距離を「NexStar 4SE Maksutov」と「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」を比較すると「NexStar 4SE Maksutov」は1.33mに対して「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は1.05mです。「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」と比較して「NexStar 4SE Maksutov」は多少焦点距離が長いです。焦点距離の長さランキングで見てみると451製品中「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は97位で「NexStar 4SE Maksutov」は76位です。ほとんど差は無いと言えます。
「NexStar 4SE Maksutov」はより遠くの星を綺麗に視認できる点で「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」よりもどちらかといえば良いと思います。より高倍率で暗い天体を観測する場合でもよっぽど気になる人でないと体感できるほどの違いを感じられないだと言えるでしょう。数値的には「NexStar 4SE Maksutov」の方が「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」より長いですが、基本的には気にするほどの違いはほぼ無いでしょう。
扱いやすさについて「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」と「NexStar 4SE Maksutov」を比較
本体サイズについて
本体サイズが小さい天体望遠鏡は屋外に簡単に持ち出すことができる点で秀でています。特に車などに収納しやすいので、手軽に持ち運びたい人が使用するのにおススメです。
本体サイズについて比較すると「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は全長:360mm、外径:107mmであり「NexStar 4SE Maksutov」は全長:343mm、外径:125mmです。「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」のサイズは「NexStar 4SE Maksutov」より多少小さいです。本体サイズの小ささランキングで見てみると251製品中「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は29位で「NexStar 4SE Maksutov」は34位です。ほとんど差は無いと言えます。
コンパクトに収納することができる点で「NexStar 4SE Maksutov」より「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」の方が無難と言えるでしょう。狭い場所でもコンパクトに収納する場合でもほとんどの場合で体感できない違いだと思われます。強いて言えば「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」を選ぶべきですが通常の利用において体感差はほぼ感じないでしょう。
本体サイズ | 評価 | |
---|---|---|
ビクセン モバイルポルタ VMC95L | 全長:360mm、外径:107mm | 83/100 |
NexStar 4SE Maksutov | 全長:343mm、外径:125mm | 79/100 |
重量について
重量が軽い天体望遠鏡は簡単に持ち運びをすることができる点で使い勝手が良いです。特に持ち運びしやすいので、子供や力の弱い女性が使用するようなときで役に立ちます。
重量について比べると「NexStar 4SE Maksutov」は9.5kgで「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は1.8kgです。7.7kgの違いがあります。「NexStar 4SE Maksutov」と比べて「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は非常に重量が軽いです。軽さランキングで比べると全380製品中「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は58位であるのに対し「NexStar 4SE Maksutov」は319位で、天体望遠鏡の中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は簡単に移動させることができる点で「NexStar 4SE Maksutov」よりも秀でているでしょう。屋外に持ち出して外の星が見えやすい場所で観測するのに「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」は非常にオススメです。実際に使う場面において「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」の方が「NexStar 4SE Maksutov」よりも遥かに優れていると言えます。「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」に決めるための一つの重要な理由になると思います。
「ビクセン モバイルポルタ VMC95L」と「NexStar 4SE Maksutov」の違いを表で比較する
ビクセン モバイルポルタ VMC95L | NexStar 4SE Maksutov | |
画像 | ||
本体サイズ | 全長:360mm、外径:107mm | 全長:343mm、外径:125mm |
重量 | 1.8kg | 9.5kg |
接眼レンズ | 20mm | 25mm |
ファインダーの倍率 | 1倍 | - |
鏡筒を水平・垂直方向に手で動かし離した位置で止まるフリーストップ式を採用しているかどうか | ○ | - |
付属品 | 接眼レンズ,架台,三脚,経緯台 | 接眼レンズ,ファインダー,架台,三脚,経緯台 |
垂直水平に可動するの経緯台を採用しているかどうか | ○ | ○ |
レンズと鏡を組み合わせて光を集めるカタディオプトリック式を採用しているかどうか | ○ | ○ |
観察できる天体の最大等級 | 11.7等星 | 11.8等星 |
集光力 | 184倍 | 212倍 |
分解能 | 1.22秒 | 1.14秒 |
対物レンズの内径サイズ | 95mm | 102mm |
焦点距離 | 1.05m | 1.33m |
見たい天体を指示すると自動的に探す自動導入機能を搭載しているかどうか | - | ○ |
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