Omni XLT AZ80 と NexStar 5SE SCT を評価。違いを解説
作成日時: 2020-05-25 14:21:00、更新日時: 2021-10-19 21:51:00
「NexStar 5SE SCT」と「Omni XLT AZ80」についてどちらの評価が優れているかをわかりやすく評価してみました。どう違いや差があるのかを検証/比較。どっちの天体望遠鏡を選んだらいいのか検討している人は今すぐチェックしてみてください!
Omni XLT AZ80 | NexStar 5SE SCT | |||
総合評価: | 2.0 (総合: 285位) | 2.9 (総合: 95位) | ||
観察できる天体の最大等級 | 2.7 12等星 | 3.1 12.3等星 | ||
集光力 | 1.6 131倍 | 3.1 329倍 | ||
対物レンズの内径サイズ | 1.6 80mm | 3.1 127mm | ||
焦点距離 | 2.8 90cm | 3.6 1.25m | ||
「Omni XLT AZ80」と「NexStar 5SE SCT」を徹底比較する
望遠性能について「Omni XLT AZ80」と「NexStar 5SE SCT」を比較
経緯台方式について
垂直水平に可動するの経緯台方式を採用している天体望遠鏡は上下方向と水平方向に動かすことができる点で使い勝手が良いです。特にシンプルな構造なので初心者が天体観測をするのに最適です。
「NexStar 5SE SCT」も「Omni XLT AZ80」も垂直水平に可動するの経緯台方式を採用している天体望遠鏡です。そのため軽量で組み立ても簡単にできる点で秀でています。どちらも使い方が簡単なので、だれでも簡単に天体を見ることが出来るため初心者が使用するのにオススメです。
関連リンク
観察できる天体の最大等級について
観察できる天体の最大等級が大きい天体望遠鏡はより暗い天体まで観測できる点で使い勝手が良いです。例えばより遠くの暗い星を観測するのに最適です。
観察できる天体の最大等級について比較すると「NexStar 5SE SCT」は12.3等星で「Omni XLT AZ80」は12等星です。「NexStar 5SE SCT」の極限等級は「Omni XLT AZ80」よりわずかに大きいです。極限等級ランキングで比較すると全350製品のなかで「NexStar 5SE SCT」は106位で「Omni XLT AZ80」は153位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
暗い星を観測することができる点で「NexStar 5SE SCT」の方が無難と思います。暗い星々を観測する場合でもよっぽど気になる人でないとわからないくらいの差だと思われます。強いて言えば「Omni XLT AZ80」より「NexStar 5SE SCT」を選ぶべきですが、普通に使っている分において体感差はほぼ感じないです。
集光力について
集光力が大きい天体望遠鏡は暗い星でも明るく見ることができる点で使い勝手が良いです。例えばより多くの光を集めて暗い星を観測するといったような場合におススメです。
集光力について比較すると「NexStar 5SE SCT」は329倍に対して「Omni XLT AZ80」は131倍です。198倍の違いがあります。集光力という点で見ると「Omni XLT AZ80」より「NexStar 5SE SCT」の方がとても大きい集光力です。集光力の大きさランキングで比べると全347製品中「NexStar 5SE SCT」は110位であるのに対し「Omni XLT AZ80」は264位で、天体望遠鏡の中ではケタ違いな差があると言えそうです。
肉眼では見えない天体を見ることができる点で「NexStar 5SE SCT」の方が優れているでしょう。肉眼では確認できないような星まで確認するのに「NexStar 5SE SCT」はかなりオススメです。実際に使う場面で「Omni XLT AZ80」と比べて「NexStar 5SE SCT」は非常に秀でているでしょう。「NexStar 5SE SCT」を選ぶ上で重要な決め手の一つとなるでしょう。
対物レンズの内径サイズについて
対物レンズの内径サイズが大きい天体望遠鏡は明るく見ることができる点で優れています。例えば多くの光を観察するといったようなときにおすすめです。
対物レンズの内径サイズについて「Omni XLT AZ80」と「NexStar 5SE SCT」を比較すると「Omni XLT AZ80」は80mmに対して「NexStar 5SE SCT」は127mmです。47mmもの差があります。「NexStar 5SE SCT」の有効径 は「Omni XLT AZ80」よりかなり大きいです。対物レンズの内径サイズの大きさランキングで比べると全451製品中「NexStar 5SE SCT」は141位であるのに対し「Omni XLT AZ80」は314位で、天体望遠鏡の中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「NexStar 5SE SCT」はたくさんの光を集めることができる点で「Omni XLT AZ80」よりも優れています。星の明かりをたくさん集められ、観測や撮影するのに「NexStar 5SE SCT」は非常にオススメです。実際の利用において「NexStar 5SE SCT」と「Omni XLT AZ80」の実用上の差はかなり大きいです。「NexStar 5SE SCT」にする重要な理由の一つとなると思います。
関連リンク
焦点距離について
焦点距離が長い天体望遠鏡は像の歪みが少なくなるのではっきりと観測できる点で秀でています。特により遠くの距離まで確認するといったようなケースで重宝します。
焦点距離について比較すると「NexStar 5SE SCT」は1.25mに対して「Omni XLT AZ80」は90cmです。88.75mの違いがあります。焦点距離という点において「Omni XLT AZ80」と比較して「NexStar 5SE SCT」はやや長いです。焦点距離の長さランキングで比較すると全451製品のなかで「NexStar 5SE SCT」は86位で「Omni XLT AZ80」は169位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
より遠くの星を綺麗に視認できる点で「NexStar 5SE SCT」の方が「Omni XLT AZ80」よりもよいです。「NexStar 5SE SCT」はより高倍率で暗い天体を観測するのにやや向いています。実際の利用を想定したとき「NexStar 5SE SCT」は「Omni XLT AZ80」に比べてやや良いです。「Omni XLT AZ80」より「NexStar 5SE SCT」がいいと言えます。一方ですごく優れているというわけではありません。
「Omni XLT AZ80」と「NexStar 5SE SCT」の違いを表で比較する
Omni XLT AZ80 | NexStar 5SE SCT | |
画像 | ||
本体サイズ | - | 全長:330mm、外径:152mm |
重量 | - | 12.5kg |
接眼レンズ | 20mm,6mm | 25mm |
ファインダーの倍率 | 6倍 | - |
ファインダー口径 | 30mm | - |
鏡筒を水平・垂直方向に手で動かし離した位置で止まるフリーストップ式を採用しているかどうか | ○ | - |
付属品 | 補正レンズ,ファインダー,架台,三脚,アイピース | 補正レンズ,接眼レンズ,ファインダー,架台,三脚,経緯台 |
垂直水平に可動するの経緯台を採用しているかどうか | ○ | ○ |
凸レンズを使い光を集める屈折式を採用しているかどうか | ○ | - |
レンズと鏡を組み合わせて光を集めるカタディオプトリック式を採用しているかどうか | - | ○ |
観察できる天体の最大等級 | 12等星 | 12.3等星 |
集光力 | 131倍 | 329倍 |
分解能 | - | 0.91秒 |
対物レンズの内径サイズ | 80mm | 127mm |
焦点距離 | 90cm | 1.25m |
見たい天体を指示すると自動的に探す自動導入機能を搭載しているかどうか | - | ○ |
類似の天体望遠鏡を探す 他の天体望遠鏡と比較する 価格をチェック | 類似の天体望遠鏡を探す 他の天体望遠鏡と比較する 価格をチェック |
価格をチェックする
選択中の製品 | 他の天体望遠鏡と比較する |
---|
Omni XLT AZ80
選択中の製品 | 他の天体望遠鏡と比較する |
---|
NexStar 5SE SCT
お探しの情報は見つかりましたか?性能や機能名などのキーワードで検索することでさらに詳しい情報を知ることができます。