ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017) と ビクセン A105MII (2017) を比べてどちらを選ぶべきか。違いや差を比べました
作成日時: 2020-05-25 19:46:13、更新日時: 2021-10-19 22:08:17
「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」についての詳細評価を得点化。どちらの天体望遠鏡がいいのかについて解説してみました。どちらを選んだ方がいいのかを慣れていない人でも理解できるように説明しました!
ビクセン A105MII (2017) | ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017) | |||
総合評価: | 44.6/100 (総合: 251位) | 52.4/100 (総合: 197位) | ||
本体サイズ | 31/100 | 42/100 | ||
重量 | 56/100 | 58/100 | ||
ファインダーの倍率 | 9/100 | 64/100 | ||
観察できる天体の最大等級 | 50/100 | 47/100 | ||
集光力 | 48/100 | 47/100 | ||
分解能 | 49/100 | 47/100 | ||
対物レンズの内径サイズ | 49/100 | 47/100 | ||
焦点距離 | 60/100 | 48/100 | ||
「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」を徹底比較する
望遠性能について「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」を比較
屈折方式について
凸レンズを使い光を集める屈折式を採用している天体望遠鏡は光軸の調整がいらず簡単に使用できる点で使い勝手が良いです。特に扱いやすく、メンテナンスも不要なので初心者が使用するといった場合に適しています。
「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」も「ビクセン A105MII (2017)」も凸レンズを使い光を集める屈折式を採用している天体望遠鏡です。そのため安定した像を見ることができる点で秀でています。どちらも視界の像を安定させて観測するのにおすすめです。
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観察できる天体の最大等級について
観察できる天体の最大等級が大きい天体望遠鏡はより暗い天体まで観測できる点で使い勝手が良いです。例えばより遠くの暗い星を観測するのに最適です。
観察できる天体の最大等級について比較すると「ビクセン A105MII (2017)」は11.9等星で「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」は11.8等星です。「ビクセン A105MII (2017)」の極限等級は「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」よりわずかに大きいです。暗い星を観測することができる点で「ビクセン A105MII (2017)」の方が無難と思います。暗い星々を観測する場合でもよっぽど気になる人でないとわからないくらいの差だと思われます。強いて言えば「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」より「ビクセン A105MII (2017)」を選ぶべきですが、普通に使っている分において体感差はほぼ感じないです。
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集光力について
集光力が大きい天体望遠鏡は暗い星でも明るく見ることができる点で使い勝手が良いです。例えばより多くの光を集めて暗い星を観測するといったような場合におススメです。
集光力について「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」を比べると「ビクセン A105MII (2017)」は225倍に対して「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」は217倍です。「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」も「ビクセン A105MII (2017)」も同じくらいの集光力です。体感できるほどの違いは無いです。別の観点で比べるほうが良いでしょう。
分解能について
分解能が小さい天体望遠鏡は星と星をくっきりと見分けることができる点で優れています。例えば月のクレーターなど細かいものを観測するといったようなケースにおすすめです。
分解能について「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」と「ビクセン A105MII (2017)」を比べると「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」は1.13秒で「ビクセン A105MII (2017)」は1.1秒です。「ビクセン A105MII (2017)」は「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」よりわずかに小さいです。より小さな星を観測できる点で「ビクセン A105MII (2017)」の方が「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」よりも無難と思います。しかしながら星雲や銀河のように細かい星の集まりを観察する場合でも実用上の差はほとんど無いと思われます。強いて言えば「ビクセン A105MII (2017)」ですが、大多数の人にとって体感差はほぼ感じないです。
対物レンズの内径サイズについて
対物レンズの内径サイズが大きい天体望遠鏡は明るく見ることができる点で優れています。例えば多くの光を観察するといったようなときにおすすめです。
対物レンズの内径サイズについて「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」と「ビクセン A105MII (2017)」を比べると「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」は103mmに対して「ビクセン A105MII (2017)」は105mmです。「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」も「ビクセン A105MII (2017)」も有効径 についてはほとんど同じと言えるでしょう。実用上の違いはありません。他の視点から選んだ方がいいでしょう。
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焦点距離について
焦点距離が長い天体望遠鏡は像の歪みが少なくなるのではっきりと観測できる点で秀でています。特により遠くの距離まで確認するといったようなケースで重宝します。
焦点距離について比較すると「ビクセン A105MII (2017)」は1mに対して「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」は79.5cmです。78.5mの違いがあります。焦点距離という点において「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」と比較して「ビクセン A105MII (2017)」はやや長いです。より遠くの星を綺麗に視認できる点で「ビクセン A105MII (2017)」の方が「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」よりもよいです。「ビクセン A105MII (2017)」はより高倍率で暗い天体を観測するのにやや向いています。実際の利用を想定したとき「ビクセン A105MII (2017)」は「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」に比べてやや良いです。「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」より「ビクセン A105MII (2017)」がいいと言えます。一方ですごく優れているというわけではありません。
扱いやすさについて「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」を比較
本体サイズについて
本体サイズが小さい天体望遠鏡は屋外に簡単に持ち出すことができる点で秀でています。特に車などに収納しやすいので、手軽に持ち運びたい人が使用するのにおススメです。
本体サイズについて比較すると「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」は全長:81cm、外径:115mmであり「ビクセン A105MII (2017)」は全長:1.01m、外径:115mmです。「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」のサイズは「ビクセン A105MII (2017)」より多少小さいです。コンパクトに収納することができる点で「ビクセン A105MII (2017)」より「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」の方が無難と言えるでしょう。狭い場所でもコンパクトに収納する場合でもほとんどの場合で体感できない違いだと思われます。強いて言えば「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」を選ぶべきですが通常の利用において体感差はほぼ感じないでしょう。
本体サイズ | 評価 | |
---|---|---|
ビクセン A105MII (2017) | 全長:1.01m、外径:115mm | 31/100 |
ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017) | 全長:81cm、外径:115mm | 42/100 |
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重量について
重量が軽い天体望遠鏡は簡単に持ち運びをすることができる点で使い勝手が良いです。特に持ち運びしやすいので、子供や力の弱い女性が使用するようなときで役に立ちます。
重量について比べると「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」は3.6kgであり「ビクセン A105MII (2017)」は3.8kgです。「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」の重量は「ビクセン A105MII (2017)」と違いはほとんど無いと言えるでしょう。感覚的にわかるほどの違いはありません。他の観点で比較したほうがいいでしょう。
ファインダーの倍率について
ファインダーの倍率が高い天体望遠鏡は遠くの星を精確に観測できる点で優れています。例えばより遠くの天体を観測するようなときにおすすめです。
ファインダーの倍率について「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」を比べると「ビクセン A105MII (2017)」は1倍で「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」は7倍です。6倍もの違いがあります。「ビクセン A105MII (2017)」のファインダー倍率と比べて「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」はかなり高いです。有効径の大きな明るい望遠鏡で鮮明に見ることができる点で「ビクセン A105MII (2017)」より「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」の方が優れていると言えます。より暗い星まで確認するのに「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」はとてもオススメです。実際に使う場面において「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」と「ビクセン A105MII (2017)」の体感値としての差はかなり大きいです。「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」を選ぶための主な理由の一つとなります。
「ビクセン A105MII (2017)」と「ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)」の違いを表で比較する
ビクセン A105MII (2017) | ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017) | |||
扱いやすさ | ||||
本体サイズ | 全長:1.01m、外径:115mm | 全長:81cm、外径:115mm | ||
重量 | 3.8kg | 3.6kg | ||
接眼レンズ | - | 20mm,5mm | ||
ファインダーの倍率 | 1倍 | 7倍 | ||
ファインダー口径 | - | 50mm | ||
付属品 | - | 補正レンズ,接眼レンズ,バランスウェイト,架台,三脚,専用ケース | ||
望遠性能 | ||||
赤緯赤経と天体の軸に沿って可動する赤道儀方式を採用しているかどうか | - | ○ | ||
凸レンズを使い光を集める屈折式を採用しているかどうか | ○ | ○ | ||
観察できる天体の最大等級 | 11.9等星 | 11.8等星 | ||
集光力 | 225倍 | 217倍 | ||
分解能 | 1.1秒 | 1.13秒 | ||
対物レンズの内径サイズ | 105mm | 103mm | ||
焦点距離 | 1m | 79.5cm | ||
便利機能 | ||||
見たい天体を指示すると自動的に探す自動導入機能を搭載しているかどうか | - | ○ | ||
観察している天体を自動的に追いかける自動追尾機能を搭載しているかどうか | - | ○ | ||
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ビクセン A105MII (2017)
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ビクセン SXD2・PFL-SD103S (2017)
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