Kowa SVII42-10 (2019) と ペンタックス SP 12x50 を詳細解説。違いや差を比較
作成日時: 2020-05-26 13:34:46、更新日時: 2021-10-19 16:59:51
「ペンタックス SP 12x50」と「Kowa SVII42-10 (2019)」はどちらを選んだほうがいいのでしょうか。どの程度違いや差があるのかについて検証・解説。みんなが注目する特徴に対して検証しています。
Kowa SVII42-10 (2019) | ペンタックス SP 12x50 | |||
総合評価: | 56.3/100 (総合: 405位) | 46/100 (総合: 743位) | ||
本体重量 | 14/100 | 7/100 | ||
アイレリーフ | 66/100 | 23/100 | ||
最短合焦距離 | 33/100 | 4/100 | ||
明るさ | 77/100 | 77/100 | ||
実視界 | 41/100 | 32/100 | ||
対物レンズ有効径 | 93/100 | 97/100 | ||
倍率 | 67/100 | 78/100 | ||
「Kowa SVII42-10 (2019)」と「ペンタックス SP 12x50」を徹底比較する
望遠性能について「Kowa SVII42-10 (2019)」と「ペンタックス SP 12x50」を比較
最短合焦距離について
最短合焦距離が短い双眼鏡は昆虫など近くのものを観察できる点で優れています。特により近くのものにピントを合わせて観察するようなときに向いています。
最短合焦距離について「ペンタックス SP 12x50」と「Kowa SVII42-10 (2019)」を比べると「ペンタックス SP 12x50」は9mであり「Kowa SVII42-10 (2019)」は4mです。5mもの違いがあります。「ペンタックス SP 12x50」と比べて「Kowa SVII42-10 (2019)」はかなり合焦距離が短いです。最短合焦点距離の短さランキングで比べると1060製品の中で「Kowa SVII42-10 (2019)」は736位で「ペンタックス SP 12x50」は990位なので双眼鏡の中では差はかなり大きいと言えます。
「Kowa SVII42-10 (2019)」は美術館で美術品を鑑賞する際に活用できる点で「ペンタックス SP 12x50」よりも優れています。「Kowa SVII42-10 (2019)」は植物や昆虫など近くのものを観察するのにかなり適しています。実際に利用する上で「Kowa SVII42-10 (2019)」と「ペンタックス SP 12x50」の実用においての違いはかなり大きいです。「Kowa SVII42-10 (2019)」を選ぶ上で一つの重要な決め手となるでしょう。
明るさについて
明るさが明るい双眼鏡は暗い場所での天体観測でも使用できる点で使い勝手が良いです。特に遠くの風景をはっきりと観察するような場合で役立ちます。
明るさを比較すると「Kowa SVII42-10 (2019)」は17.6であるのに対して「ペンタックス SP 12x50」は17.4です。明るさという角度において「ペンタックス SP 12x50」も「Kowa SVII42-10 (2019)」もほとんど同じでしょう。明るさランキングで見てみると835製品中「Kowa SVII42-10 (2019)」は236位で「ペンタックス SP 12x50」は253位です。ほとんど差は無いと言えます。
体感上の違いはありません。他の観点を見て選ぶことをおすすめします。
実視界について
実視界が広い双眼鏡は広範囲を見渡すことができる点で秀でています。特に広い範囲をみることができるので対象を捉えやすくするような場合に適しています。
実視界を比較すると「Kowa SVII42-10 (2019)」は6°であり「ペンタックス SP 12x50」は5.6°です。0.4°の差があります。実視界について「Kowa SVII42-10 (2019)」は「ペンタックス SP 12x50」と比較して比較的広い実視界です。実視界の広さランキングで比較すると全1078製品のなかで「Kowa SVII42-10 (2019)」は651位で「ペンタックス SP 12x50」は794位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
旅行に行った際など広い範囲の景色を観察できる点で「Kowa SVII42-10 (2019)」の方がよいです。「Kowa SVII42-10 (2019)」は見ようとする物の周囲の状況を把握でき、動く物を長く追い続けたりするのにややおススメです。実際に使う場面において「ペンタックス SP 12x50」と「Kowa SVII42-10 (2019)」は体感値として比較的大きい違いがあります。「Kowa SVII42-10 (2019)」の方が良いでしょう。しかし決定的に優れているとまでは言えません。
対物レンズ有効径について
対物レンズ有効径が大きい双眼鏡は集光力が大きくなるので明るい視野で観察できる点で優れています。特に見ようとする物を明るく鮮明に見たりするといった場合におススメです。
対物レンズ有効径を「Kowa SVII42-10 (2019)」と「ペンタックス SP 12x50」を比べると「Kowa SVII42-10 (2019)」は42mmであり「ペンタックス SP 12x50」は50mmです。「ペンタックス SP 12x50」は「Kowa SVII42-10 (2019)」と比較してどちらかといえば大きい有効径です。対物レンズ有効径の大きさランキングで比較すると全1241製品のなかで「ペンタックス SP 12x50」は161位で「Kowa SVII42-10 (2019)」は371位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
見たいものを明るく鮮明に見ることができる点で「ペンタックス SP 12x50」の方が「Kowa SVII42-10 (2019)」よりも多少良いといえなくもないでしょう。しかしながら入る光の量が多いので明るい視野で観察する場合でも実感できるほどの違いはほとんど無いと思われます。数値としては「ペンタックス SP 12x50」の方が大きいですが、体感できるほどの差はほぼないでしょう。
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倍率について
倍率が高い双眼鏡は遠方の対象をより大きく観察できる点で秀でています。特に遠くのほうで動く動物や鳥などを観察するのに適しています。
倍率について比較すると「ペンタックス SP 12x50」は12倍で「Kowa SVII42-10 (2019)」は10倍です。2倍の差があります。「ペンタックス SP 12x50」は「Kowa SVII42-10 (2019)」よりとても倍率が高いです。倍率の高さランキングで比較すると全1252製品のなかで「ペンタックス SP 12x50」は159位で「Kowa SVII42-10 (2019)」は315位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
より遠くのものをはっきりと観察できる点で「ペンタックス SP 12x50」の方が「Kowa SVII42-10 (2019)」よりも優れているでしょう。遠くのものをはっきり観察するのに「ペンタックス SP 12x50」はかなりオススメです。実際に利用する上で「ペンタックス SP 12x50」の方が「Kowa SVII42-10 (2019)」よりも遥かに優れています。「ペンタックス SP 12x50」に決めるための主な決め手の一つになります。
扱いやすさについて「Kowa SVII42-10 (2019)」と「ペンタックス SP 12x50」を比較
本体重量について
重量が軽い双眼鏡は長時間の使用でも腕が疲れずに観察できる点で秀でています。例えば長時間持ち続けたり1日中首からぶら下げたりしても疲れにくいので女性が使用するようなときにおすすめです。
重量について比較すると「Kowa SVII42-10 (2019)」は670gに対して「ペンタックス SP 12x50」は870gです。「Kowa SVII42-10 (2019)」は「ペンタックス SP 12x50」よりわずかに重量が軽いです。重量の軽さランキングで比較すると全1133製品のなかで「Kowa SVII42-10 (2019)」は833位で「ペンタックス SP 12x50」は1009位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
長時間の使用でも疲れずに使用することができる点で「Kowa SVII42-10 (2019)」の方が「ペンタックス SP 12x50」よりも多少良いかもしれません。長時間に渡って観察する場合でも実用上の差はほとんど無いでしょう。あえて決めるなら「Kowa SVII42-10 (2019)」の方が良いですが普通に使っている分において体感差はほとんど感じません。
アイレリーフについて
アイレリーフが長い双眼鏡は眼鏡をかけた状態でも視野全体で観察できる点で秀でています。特にメガネをかけている人が使用するといったケースに向いています。
アイレリーフについて比べると「Kowa SVII42-10 (2019)」は15.5mmであり「ペンタックス SP 12x50」は11mmです。4.5mmもの差があります。「ペンタックス SP 12x50」と比べて「Kowa SVII42-10 (2019)」はとてもアイレリーフが長いです。アイレリーフの長さランキングで比べると全617製品中「Kowa SVII42-10 (2019)」は255位であるのに対し「ペンタックス SP 12x50」は481位で、双眼鏡の中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「Kowa SVII42-10 (2019)」はメガネをかけた人でも双眼鏡越しに視野全体を見ることができる点で「ペンタックス SP 12x50」よりも秀でています。覗きやすく、長時間使用しても目が疲労しにくい特徴があり、ハイアイポイントが必要なメガネをかけている人が使用するのに「Kowa SVII42-10 (2019)」はかなり向いています。実際に使う場面において「Kowa SVII42-10 (2019)」と「ペンタックス SP 12x50」は実用上非常に大きい違いがあります。「Kowa SVII42-10 (2019)」に決める上で一つの主な理由になるでしょう。
マルチコート対応について
マルチコートを採用している双眼鏡は透過損失が少なくて鮮明に目標物を見る事ができる点で優れています。特に鮮やかな野鳥をより明るい視界で観察するといったケースに最適です。
「ペンタックス SP 12x50」も「Kowa SVII42-10 (2019)」もマルチコートを採用している双眼鏡です。そのためレンズ表面の反射を防ぎ、視界を明るくできる点で使い勝手が良いです。どちらも透過損失が少なくて目標物を鮮明にするのにオススメです。
「Kowa SVII42-10 (2019)」と「ペンタックス SP 12x50」の違いを表で比較する
Kowa SVII42-10 (2019) | ペンタックス SP 12x50 | |
画像 | ||
バードウォッチング向き | ○ | - |
スターウォッチング向き | - | ○ |
本体重量 | 670g | 870g |
アイレリーフ | 15.5mm | 11mm |
マルチコート対応 | ○ | ○ |
三脚対応 | - | ○ |
最短合焦距離 | 4m | 9m |
明るさ | 17.6 | 17.4 |
実視界 | 6° | 5.6° |
対物レンズ有効径 | 42mm | 50mm |
倍率 | 10倍 | 12倍 |
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