富士フイルム KF8x42W と Kowa SVII42-8 (2019) の違いを比較。みんなが見る観点に対して徹底評価します
作成日時: 2020-05-26 15:14:42、更新日時: 2021-10-20 20:44:14
「富士フイルム KF8x42W」と「Kowa SVII42-8 (2019)」を比較するとどっちを選んだほうがいいのか?注目度の高い観点から細部の情報まで幅広い点からカバーしてみました。どっちの双眼鏡を選んだ方がいいのか考えている人は今すぐチェックしてみてください。
富士フイルム KF8x42W | Kowa SVII42-8 (2019) | |||
総合評価: | 3.2 (総合: 142位) | 3.1 (総合: 172位) | ||
本体重量 | 1 850g | 1 665g | ||
最短合焦距離 | 3.0 2.5m | 1.7 4m | ||
明るさ | 4.9 27.6 | 4.9 28.1 | ||
実視界 | 3.8 7.5° | 2.4 6.3° | ||
対物レンズ有効径 | 4.7 42mm | 4.7 42mm | ||
倍率 | 2.6 8倍 | 2.6 8倍 | ||
「富士フイルム KF8x42W」と「Kowa SVII42-8 (2019)」を徹底比較する
扱いやすさについて「富士フイルム KF8x42W」と「Kowa SVII42-8 (2019)」を比較
本体重量について
重量が軽い双眼鏡は長時間の使用でも腕が疲れずに観察できる点で秀でています。例えば長時間持ち続けたり1日中首からぶら下げたりしても疲れにくいので女性が使用するようなときにおすすめです。
重量について比較すると「Kowa SVII42-8 (2019)」は665gに対して「富士フイルム KF8x42W」は850gです。「Kowa SVII42-8 (2019)」は「富士フイルム KF8x42W」よりわずかに重量が軽いです。重量の軽さランキングで比較すると全1135製品のなかで「Kowa SVII42-8 (2019)」は819位で「富士フイルム KF8x42W」は996位なので、大きく違うとまでは言えないもののそれなりの差はあります。
長時間の使用でも疲れずに使用することができる点で「Kowa SVII42-8 (2019)」の方が「富士フイルム KF8x42W」よりも多少良いかもしれません。長時間に渡って観察する場合でも実用上の差はほとんど無いでしょう。あえて決めるなら「Kowa SVII42-8 (2019)」の方が良いですが普通に使っている分において体感差はほとんど感じません。
望遠性能について「富士フイルム KF8x42W」と「Kowa SVII42-8 (2019)」を比較
最短合焦距離について
最短合焦距離が短い双眼鏡は昆虫など近くのものを観察できる点で優れています。特により近くのものにピントを合わせて観察するようなときに向いています。
最短合焦距離を比べると「富士フイルム KF8x42W」は2.5mで「Kowa SVII42-8 (2019)」は4mです。1.5mの差があります。「富士フイルム KF8x42W」の方が「Kowa SVII42-8 (2019)」よりもやや合焦距離が短いです。最短合焦点距離の短さランキングで比べると全1062製品中「富士フイルム KF8x42W」は324位であるのに対し「Kowa SVII42-8 (2019)」は722位で、双眼鏡の中ではケタ違いな差があると言えそうです。
「富士フイルム KF8x42W」は美術館で美術品を鑑賞する際に活用できる点で「Kowa SVII42-8 (2019)」よりも多少優れているかもしれません。植物や昆虫など近くのものを観察するのに「富士フイルム KF8x42W」は比較的適しています。実際に使う場面で「Kowa SVII42-8 (2019)」と「富士フイルム KF8x42W」の実用上の差はやや大きいです。「富士フイルム KF8x42W」は「Kowa SVII42-8 (2019)」より良いと言えます。しかし決定的に優れていると言える程の違いはないでしょう。
明るさについて
明るさが明るい双眼鏡は暗い場所での天体観測でも使用できる点で使い勝手が良いです。特に遠くの風景をはっきりと観察するような場合で役立ちます。
明るさを比較すると「富士フイルム KF8x42W」は27.6であるのに対して「Kowa SVII42-8 (2019)」は28.1です。明るさという角度において「Kowa SVII42-8 (2019)」も「富士フイルム KF8x42W」もほとんど同じでしょう。明るさランキングで見てみると836製品中「富士フイルム KF8x42W」は94位で「Kowa SVII42-8 (2019)」は57位です。ほとんど差は無いと言えます。
体感上の違いはありません。他の観点を見て選ぶことをおすすめします。
実視界について
実視界が広い双眼鏡は広範囲を見渡すことができる点で秀でています。特に広い範囲をみることができるので対象を捉えやすくするような場合に適しています。
実視界を比べると「富士フイルム KF8x42W」は7.5°であり「Kowa SVII42-8 (2019)」は6.3°です。1.2°もの違いがあります。「Kowa SVII42-8 (2019)」の実視界と比べて「富士フイルム KF8x42W」はとても広いです。実視界の広さランキングで比べると全1081製品中「富士フイルム KF8x42W」は183位であるのに対し「Kowa SVII42-8 (2019)」は525位で、双眼鏡の中ではケタ違いな差があると言えそうです。
旅行に行った際など広い範囲の景色を観察できる点で「富士フイルム KF8x42W」の方が「Kowa SVII42-8 (2019)」よりも秀でています。見ようとする物の周囲の状況を把握でき、動く物を長く追い続けたりするのに「富士フイルム KF8x42W」は非常に適しています。実際に使う場面で「Kowa SVII42-8 (2019)」と「富士フイルム KF8x42W」の体感値としての違いは非常に大きいです。「富士フイルム KF8x42W」にするための一つの重要な決め手になるでしょう。
対物レンズ有効径について
対物レンズ有効径が大きい双眼鏡は集光力が大きくなるので明るい視野で観察できる点で優れています。特に見ようとする物を明るく鮮明に見たりするといった場合におススメです。
対物レンズ有効径を「富士フイルム KF8x42W」と「Kowa SVII42-8 (2019)」を比べると「富士フイルム KF8x42W」は42mmであり「Kowa SVII42-8 (2019)」は42mmです。「Kowa SVII42-8 (2019)」も「富士フイルム KF8x42W」も有効径はほぼ差が無いでしょう。対物レンズ有効径の大きさランキングで見てみると1246製品中「富士フイルム KF8x42W」は275位で「Kowa SVII42-8 (2019)」は285位です。ほとんど差は無いと言えます。
体感上の差はありません。ほかの観点で比べる方がよいでしょう。
倍率について
倍率が高い双眼鏡は遠方の対象をより大きく観察できる点で秀でています。特に遠くのほうで動く動物や鳥などを観察するのに適しています。
倍率について「Kowa SVII42-8 (2019)」と「富士フイルム KF8x42W」を比べると「Kowa SVII42-8 (2019)」は8倍で「富士フイルム KF8x42W」は8倍です。「Kowa SVII42-8 (2019)」も「富士フイルム KF8x42W」もほとんど同じくらいの倍率です。倍率の高さランキングで見てみると1257製品中「富士フイルム KF8x42W」は657位で「Kowa SVII42-8 (2019)」は671位です。ほとんど差は無いと言えます。
体感上の違いは無いです。別の視点を見て決めた方がよいでしょう。
「富士フイルム KF8x42W」と「Kowa SVII42-8 (2019)」の違いを表で比較する
富士フイルム KF8x42W | Kowa SVII42-8 (2019) | |||
使い勝手 | ||||
バードウォッチング向き | - | ○ | ||
扱いやすさ | ||||
本体重量 | 850g | 665g | ||
アイレリーフ | - | 19.5mm | ||
マルチコート対応 | - | ○ | ||
望遠性能 | ||||
最短合焦距離 | 2.5m | 4m | ||
明るさ | 27.6 | 28.1 | ||
実視界 | 7.5° | 6.3° | ||
対物レンズ有効径 | 42mm | 42mm | ||
倍率 | 8倍 | 8倍 | ||
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